もずくのブログ

読書とゲームと所感

『ハンザ「同盟」の歴史: 中世ヨーロッパの都市と商業』を読んだ

中世後期から近世初頭にかけバルト海、北海にかけ活動したハンザ同盟を取り扱った本。
ハンザ同盟について取り扱った日本語の本はあまり見かけない。
東洋で産出されインド洋を経て高値で取引される香辛料を取り扱う地中海交易に比べると地味な印象が拭えないバルト海交易。
主に取引される品目は木材、小麦、羊毛などの生活必需品。まさに地中海交易と対称だ。
ハンザ同盟が形成される過程、黄金時代、なぜオランダやイングランドに取って代わられるに至ったのか知ることができる。